2017年12月14日木曜日

Cyclocross national championships race 2017 in Nobeyama

2017年 シクロクロス全日本選手権

2017年12月10日(日)開催

出走カテゴリ:Elite men (8 laps)

天候・コースコンディション:晴れ・マッド/スノー

リザルト:10位/69名出走 (20名完走)

ピットサポート,メカニック・パーソナルサポート:PAXPROJECT・PowerBar,TopSpeed

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC with garmin 920XT

Ave heartrate:170bpm Max heartrate:177bpm

Average pwer:247w Normalized power:293w TSS:73.8 work:1,004kJ


 Bike:PAXPROJECT CX-DISC (gearratio:42 × 11-28)

Wheel:PAXPROJECT CT38W-D

Tire:A.Dugast Small Bird 33c (1.5bar)


SDA in 王滝からの4連戦目、シクロクロス全日本選手権に参戦してきました。

前週のUCI宇都宮、そのまた前週のUCI野辺山では、スタートが上手く決まらず序盤から出遅れてしまう展開が立て続けに起こり、結果もなかなか思わしくないものとなりました。

UCI宇都宮から今大会までの1週間では、スタートでの失敗がトラウマ化してしまっていることを、何とか払拭したいと思い、スタートダッシュを意識した練習に徹底的に取り組んで、今大会に臨みました。

土曜日の試走時間に合わせて会場入り。
前日の積雪の影響もあり、コースコンディションは、雪。
この雪が、レース当日に残ったままなのか、それとも溶けてしまいドロドロになるのか、当日になるまで路面コンディションは読めない状況。
また、UCIレースから若干のコース変更が入り、踏む区間が長くなったことも加えて、脚を止められる箇所が少ない上に、常にバイクを操ることに神経を使いそうなタフなレースになりそうであることが予想されました。

レース当日。
朝のうちはコースに雪が残っていたものの、昼になり気温が上昇するにつれて次第に溶け始めてしまい、エリートのレースを迎えるころには、泥がメインのコースコンディションに変化しました。
地表がむき出しになったコーナーでは、雪の路面よりタイヤが滑ってしまうことから、一つのミスでの遅れが最後まで挽回しづらいコースと分かっているだけに、ミスをせず、かつ速い走りが要求されました。

ウォームアップは、通常のレースより軽めに済ませ、余裕のもった状態でスタートラインに並びます。
レースは定刻通り、14時から。
スタート位置は、最前列最左寄り。

ホイッスルの音に上手く反応することができ一気にダッシュ、第一コーナーは2番手で入ります。
しかし、選手権優勝とは程遠い私の実力からすると、このポジションで走行してしまうと明らかなオーバーペース。
そのため、徐々に順位を落とし、目標の一桁順位を狙える位置までポジションを下げました。

1周回目は8位で終了。
2周回目以降、1周回目で試走時と状況が変わっている区間、変わらない区間をそれぞれ確認できたため、コーナーで出来るだけスピードを落とさないことをイメージし、ポジションをキープしていきます。
しかし、落車等の大きなミスを起こしたくないことが故か、コーナーでのスピードが思いのほか上がらず、思い切りの良いコーナリングが出来ずにいました。
そのため、コーナーでの遅れをコーナーの立ち上がり加速で取り戻すべく、立ち上がりでもがきますが、スタートのダッシュでも脚を使ってしまっていたせいか、あまりキレが無く、また徐々に脚を消耗していく感覚はありました。
Photo:Okamoto san
中盤では、ポジションをやや落としてしまうものの、シングル順位が狙える位置の10位前後で展開。
直線では、立ち上がりを意識してもがき、高速コーナーでは、必要以上に制動させずスムーズに曲がることを意識し、低速コーナーでは、泥の無い芝の路面に乗せ極力スピードを落とさない走りを、それぞれ意識して進めていきます。
Photo:Okamoto san
終盤に入り、9位までポジションを上げられる位置の10位で走行。
短い登り区間で毎回プッシュしますが、脚の動きが思わしくなく、登り区間で力を発揮できない状況にありました。
それでも、コーナー区間ではラインも定まりスムーズに走れ、序盤よりも速いリズムで走れていました。

そしてラスト1周。10位で通過。
一つでも順位を上げようと、有り余っている力をすべて出し切る意識で、果敢にプッシュし続けました。
ついに、ラスト300mで9位に浮上し、あとは抜かされないようにゴールするのみ。
しかし、最後のゴールスプリントで逆転されてしまいます。
Photo:Okamoto san
結局、2017年の全日本選手権は10位で終えました。


今回のレースは、前々から意識していたスタートが比較的スムーズに決まり、そのままの流れを保ちたかったものの、前半のコーナリングスピードが上がらなかったり、また後半に脚の余力を残しきれず直線でのスピードが乗らなかったりと、速い展開に対応しきれなかったという点が問題視されました。
しかし、最初の1周回だけでも上位の選手の動きを体感出来たことは、今後のレースにとっても大きな収穫となりました。
また、レース中は常に気持ちを切らさず良い集中状態で走れたことも、大きな収穫となり、順位に対しては不満はあるものの、走りの内容はまずまずであったと今振り返ってみて感じております。

この選手権でしか味わうことのできなかった感覚を、今後のレースに活かし、更に上のレベルで走ることが出来るよう、精進したいと思います。

2017年のレースは、今大会をもって終了となります。
今年は、昨年よりさらに多くのご声援をいただきました。
沢山の応援の中でレース出来ることを、本当に幸せであると感じると同時に、私の走りで少しでも多くの方の、喜びや刺激になれば幸いであります。

また、PAXチームを始め、色々な方に支えられレースを走りきれたことを今年は特に強く感じました。
私一人でレースを走ることは無理で、やはり支えて下さる方々があってこその、今の走りであると感じています。
誠にありがとうございました。

少し早い気もしますが、2018年も引き続きよろしくお願いいたします。

team PAXPROJECT  宮津

2017年12月8日金曜日

UCI-2 JCX#9 宇都宮 Cyclocross

UCI-2 JCX#9 宇都宮シクロクロス

2017年12月3日(日)開催

出走カテゴリ:Elite men

天候・コースコンディション:晴れ・ドライ/ウェット

リザルト:18位/70名出走 (11名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT, PowerBar

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC with garmin 920XT

Ave heartrate:170bpm Max heartrate:184bpm

Normalized power:280w TSS:58.1 work:792kJ


 Bike:PAXPROJECT CX-DISC (gearratio:42 × 11-28)

Wheel:PAXPROJECT CT38W-D

Tire:A.Dugast Small Bird 33c (1.6bar)


JCX 9戦目、宇都宮シクロクロスに参戦してきました。

前週の野辺山では、連戦となったSDA in 王滝に疲労も去ることながら、レース全体においての集中力が欠けてしまい、思い描いた走りとは程遠い結果となってしまいました。
野辺山での反省を生かし、今回のレースに向けて1週間という期間ではありましたが、シクロクロスに対応した動きを意識して調整をレースに臨みました。

昨年の全日本選手権の会場となった宇都宮ですが、コースの相性はあまり良くない印象。
コースの路面コンディションはドライが中心なものの、日陰となる斜め斜面のキャンバー区間は、とてもスリッピーな状態。
直線でスピードに乗った勢いを、コーナーやキャンバー区間でいかにスピードを落とさずに維持できるのかがポイントとなりました。

レースは定刻通り、14時30分スタート。
スタート位置は2列目左寄り。

スタート直後は、集団内でしっかりポジションをキープすることを意識し、20位前後で進めていきます。
Photo:Sakai san
10位台前半まで、順位を上げたいものの、周囲の選手のミスに巻き込まれたり、また私自身も細かいミスが多く、周回あたりのペースを上げたいものの、横ばいな状態が続きました。
それでも、コーナーからの立ち上がり、長いストレートの区間はしっかりプッシュし続け、良い集中状態で走ることは出来ていました。

Photo:Sakai san
外国からの招待選手の周回ペースが予想よりも早く、レース開始から40分を過ぎたあたりで、レース完走が既に黄色信号。
50分を前に、真後ろを走行していた選手が(-3laps)で切られ、次の周回でレースを降ろされると覚悟し、レース開始50分以降はさらにプッシュし走行していきました。

結局、18位(-2laps)でレースは終了。
フルラップ完走は愚か、最終周回より前の周回にすら入れず、今現在の自身の無力さを痛感しました。

今回のレース、レースのリザルトからみると18位(-2laps)と完走からほど遠いい満足の行かない結果となってしまいましたが、レース中の集中状態や路面・ラインの見極め、乗車降車のメリハリのある行動という、”その時点で速く走る”ためのレース勘に関しては、野辺山に比べ増してきていることは実感できました。
この感覚を忘れず、また完走を逃した悔しさを忘れず、今後のレースに活かしたいとい考えます。

次戦はいよいよ、全日本シクロクロス選手権となります。
会場は、苦手意識のある野辺山ですが、今シーズン培ってきた術を糧に、しっかり出し切るレースが出来ればと思います。

今回も、ご声援ならびサポートいただきありがとうございました。

team PAXPROJECT  宮津

2017年12月2日土曜日

UCI-2 JCX#7,#8 Rapha supercross in Nobeyama

UCI-2 JCX #7, #8 Rapha スーパークロス野辺山

2017年11月25日,26日(土・日)開催

出走カテゴリ:Elite men (Day1 ,Day2)

天候・コースコンディション:晴/曇・ドライ/ウェット

リザルト:Day1 18位/110名出走 (23名完走), Day2 21位(-1lap)/102名出走(20名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT, PowerBar

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC with garmin 920XT

Bike:PAXPROJECT CX-DISC (gearratio:42 × 11-28)

Wheel:PAXPROJECT CT38W-D

Tire:A.Dugast Small Bird 33c (Day1 1.6bar, Day2 1.6bar)


冬のSDA in 王滝から1週間。
UCI class2 のレースとなる、Rapha スーパークロス野辺山に参戦してきました。

MTBマラソンレースから中5日でシクロクロスのレースという強行スケジュールではありましたが、2017年の全日本シクロクロス選手権も、この野辺山で行われるためその前哨戦として感覚を掴むことを意識しレースに臨みました。

泥のコースとして定評のある野辺山ですが、今回は珍しくドライ路面がメインのコンディション。
1周回が短く、また連続したコーナーが多く追い抜きが困難なことから、スタート後の位置取りが重要であると考えレースプランを考えていきました。

Day1
2列目左寄りからスタートとなった初日。
スタートが上手く決まらず、直後の直角コーナーで落車に巻き込まれ出遅れ、30番手程の位置からの巻き返しで幕を開けます。

その後は、コースで唯一の登り区間である舗装路の登りで毎周回プッシュし、徐々に順位を上げてき、18番手までなんとか浮上。

Photo: Sakai san
夕日が差し込み、逆光となる箇所では路面が見えずらく、周回あたりのペースを中々上げられませんでしたが、順位はキープ。

そのまま18番手でのゴールとなりました。
Photo: Sakai san
Day2
前日同様、2列目左寄りからのスタート。
前日の件もあり、スタートダッシュに不安を抱えたままスタート。
またもや、直角コーナーイン側でストップしてしまい、スタートで出遅れてしまい、後方からの巻き返しとなります。
Photo: Sakai san
しかし、前日で脚を使ってしまったせいか、王滝での疲労なのか定かではありませんが、舗装路の登りでのキレがなく、中々順位を上げられず、20番手ほどでレースを展開していきます。

中盤からは、チーム3名パックを構成し全員でペースを図るものの、前方との差は詰まらず。
Photo: Yamada san
さらに細かいミスが目立ち、集中力が無くなりかけている状態。
上手くリズムを掴めず調子が悪いと、走りながら自分自身で感じていました。

終盤に差し掛かると、毎度の腰痛も発生してしまい、我慢の走りを強いられました。

最終周回に入る直前に、まさかの80%ルールによるラップアウト。
21位(-1lap)で終えます。

悔しいという感情以前に、唖然としてしまいました。


毎年試練となっている、野辺山での2Daysレースが終えホッとしている部分が大きいですが、両日ともスタートでのミスが響き、完全に出遅れてしまう結果となりました。
しかし、全日本選手権本番でなかっただけ幸いと思うほか無く、まだ改善の余地はあるので、細かい点を含めしっかり見つめ直し、万全の態勢で野辺山での全日本選手権に臨めればと思います。

クロスシーズンもいよいよ大詰め。
翌週はUCI 宇都宮、その後全日本選手権と続きます。

最後になりますが、今回もご声援ならびサポートいただきありがとうござました。

team PAXPROJECT  宮津