2016年12月20日火曜日

JCX#8 湘南クロス in 中井中央公園

JCX #8 湘南クロス 中井中央公園

2016年12月18日(日)開催

出走カテゴリ:C1

天候・コースコンディション:晴れ・ドライ

リザルト:3位/40名出走 (11名完走)

バイクメンテナンス・サポート:PAXPROJECT, IRCtire

 Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC Di2 with garmin edge 520

distance:20.9km  time:1°02'14"  ave speed:20.1km/h

ave heartrate:177bpm max heartrate:186bpm

 bike:PAXPROJECT CX-DISC Di2 (gearratio:40 × 11-28)

wheel / tire:PAXPROJECT AR30W-D / IRC tire F:1.8bar R:1.8bar


全日本選手権から1週間が経ち、肩の荷がやっと下りた週でしたが、JCXの8戦目でもある湘南クロスに参戦してきました。

全日本が終わりホッとしてしまったのか、身体の調子が思わしくなく、手探りな感覚ではありましたが、出るからにはしっかりとまとまったレースにしよう、また、今年最後のレースでもあったので良い締めくくりとなるように走る、と考えレースに臨みました。

去年もこのレースには参戦していたため、コースの特徴やイメージはある程度掴めていましたが、コースの特徴は何といっても、1周回に100段ほどあるコース序盤の長い階段。
この階段で身体に影響するダメージを、如何に他の区間で回復させつつペースを落とさないようにキープするのかが、このコースのポイントとみていました。

コースの試走は昼試走30分のみ。
コースの概要は掴めていたので、細かなラインや乗り降りのポイントとなる点をじっくり確認し3周回のみで仕上げます。

アップも15分ほど集中した状態で固定ローラーメインでの調整。
レース時で多大な負荷が掛かると想定し、極力、負荷の大きい運動は避けました。

スタートは最前列中心から。
14時45分、定刻通りスタート。

スタート直後は若干集団内で埋もれてしまいましたが、スリップダウン多発ゾーンでもあるスタート直後の右曲がり砂利コーナーとその後の左コーナーで落ち着き、階段セクションへ順調に入ります。

階段では1周回目にしてはペースがゆっくりだったことが幸いで、この時点で4~5位あたりを走行し一旦落ち着きこのペースでのリズムを掴みます。


その後は、階段直後のテクニカルエリア、グランドのジグザグ区間、斜面の登り返しエリアと順調にこなし、1周回目終了時は3人のトップパックの最後尾で終えます。

次に、2周回目の階段区間。
この周の階段区間はやたらと速かった記憶がありますが、この階段を登るペースでマネジメントすると最後まで脚が持たないと判断し、呼吸も限界には達していませんでしたが、トップグループから徐々に離脱していきました。

この時点で単独3位。


それでもトップグループの2名とは一気に離れず、15~30秒で中盤あたりまでは推移します。

単独になると、やはり根本的なペースは低下してしまうものの、1周回目時の速いリズムを忘れないように前の2名を追っていきます。
階段や登りの押し区間はほぼ全力、直線区間の前に一気に踏み込んだり、コーナーにおいても無駄な制動を極力させないように、とそれぞれの区間で意識しましたが、周回を重ねるごとに5秒ちょっとですが確実に差は開いていきました。


いよいよ終盤のラスト3周回あたり、流石にトップグループも分裂し、2位の選手の姿が徐々に大きく見えてきたこの周回。
序盤の階段で差を詰めたいと思うばかり、階段入口の降り方を雑に行ったせいか、一瞬、左脚もも裏が攣りかけ、一旦止まりかけそうになります。
しかし、幸いなことに完全に攣りはしなかったため、少しペースを落として走行続行。


階段や登り区間で無理して攻めることができないとなると、やはり頑張るのは確実に踏める直線。
この周回からはコーナーの立ち上がりだけは、しっかり踏み込み直線でしっかり速度が乗るように意識しました。


そしてラスト1周回へ突入。
上記の意識変化の成果もあってか、2位の選手とのタイム差は最大で15秒ほどまで迫りましたが、追走もここまで。

最終的に、年内最後のレースを昨年同様の3位という形で終えました。

今回のレースは全日本の反省もあってか、比較的ブレインを上手く使いながら走ることができ、レース時においても意識の変化を行うことができて、満足とはいきませんがそれなりにまとめることが出来たのではないかと考えています。

しかし、階段区間や登りの押し区間で離されてしまうこと、直線でのスピード不足といったところは、完全に基礎体力や地脚といった根本的な部分がまだ弱い、という事を意味しているのかと考えます。

年末年始で時間が取れるので、しばらくは”地脚”とういう点にスポットを置きトレーニングしていきたいと思います。

今回もですが、細かなサポート、沢山の応援を頂きました。
本当にありがとうございました。

年内のレースはこれにて終わりです。
次戦はJCX 蔵王となります。

それでは。



PAXPROJECT 宮津

photo by. FABtroni+camera , 写真館(仮), ありがとうございます。
 

2016年12月14日水曜日

Cyclocross National championships race 2016 in Utsunomiya

全日本シクロクロス選手権大会 in 宇都宮ろまんちっく村

2016年12月11日(日)開催

出走カテゴリ:男子エリート(start loop + 8raps)

天候・コースコンディション:晴れ・ドライ/マッド

リザルト:9位/64名出走 (22名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECTIRCtire

 Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC Di2 with garmin edge 520

distance:23.0km  time:1°06'14"  ave speed:20.9km/h

ave heartrate:177bpm max heartrate:184bpm

bike:PAXPROJECT CX-DISC Di2 (gearratio:40 × 11-28)

wheel / tire:PAXPROJECT AT24W-D / challenge LIMUS TEAM EDITION 33c F:1.7bar R:1.7bar


全日本シクロクロス選手権に参戦してきました。

昨年度まではU23でのカテゴリでしたが、今年からはいよいよエリートクラス。
初年度という事もあり、積極的な動きを意識して走ろうとレース以前から考えていました。

昨シーズンでも一度JCXで走っているこの宇都宮ろまんちっく村のコース。
特徴は、直線区間が多い上にコーナーでUターンしまた直線、という中高速コースであり、かつコーナーからの立ち上がりスピードがものを言う、まさに地脚が試されるコースであるという事は把握できていました。

前日の試走はコースの流れを把握するとともに、細かいラインの探索やタイヤセンティングの調整、他選手との情報の交換等、とても充実させることができリラックスした状態でレース前日を終えました。

レース当日は天候も安定し、昨日同様の機材セッティングでレースに臨もうとしますが、昼試走の時点で前日試走では難無く乗れていたドッグランエリア付近のキャンバーセックションが、芝がなくなり地表がむき出しでなっており、とてもスリッピーな区間に変わっていました。

これは完全に誤算でしたが、急いでマッド用のセッティングに変更し、その区間を反復することでバイクのフィーリングを確かめました。

その後も少しドタバタしてしまい、アップも十分に出来ていないまま招集へ。

ゼッケンはNo.6。
最前列の左寄りを選択し、スタートの号砲を待ちます。


13時50分、定刻通りスタート。
photo by. Ito 様
 
スタートは比較的スムーズにいき、ゴールライン直後の2段登りに向けポジションを落とさないことを意識して進めます。

そして、2段坂へ。
前の前の選手のTUタイヤが剥がれ、ストップを余儀なくされ一旦停止。
このアクシデントを逃れた5名の先頭グループが形成され、この時点で先頭グループについていくのは不可と判断し、6位以降の争いになることを想定しました。

2周目以降でポジションが安定し、10位前後のパックに位置しレースを展開します。

しかし、コーナでは必要以上に制動させてしまったり、試走時にはきれいにトレースできていたラインに乗せられなかったりと、少し焦っている様であったと今考えてみると思い、自分本来の走りが出来ていない感じがありました。
phto by. Sakai 様
 

自分のリズムが掴めてきたのは中盤頃から。
この時すでにトップ選手からは2分は開いてしまい、また、前の選手も視界に捉えられなかったため、この時ランデブ状態であったteam GIANTの門田選手とゴールまでの一騎打ちになると予想できました。

phto by. Sakai 様
 

門田選手は私と同様に、MTBメインの選手であるため、走りのリズムが似ており、ランデブしていて走りやすい印象がありました。また、身長等の体格や、機材のセッティング(油圧Di2・TUタイヤ)が近いこともあり、差がつくのは完全に個人の特性(コーナーorストレートでの持ち味)で決まると考えました。

ストレートが多い区間では私が前に出て、コーナーが続くテクニカルな区間では門田選手が前に出るスタイルでペースを落とさず前の選手を追い続けますが、中々差は縮まらず、その状態で終盤まで進みます。

photo by. Ito 様
 

8位争いでもつれた状態でラスト1周回へ。
前半区間はシングルトラックや、ラインが1本しかないコースが続くため、レースが動くのであれば、コース中盤から終盤の区間。
中でもコース中盤にある、Z形に降りていくキャンバー区間とその後に斜めに上がっていくキャンバーの登り区間。
毎周回この区間で若干リードされてしまったため、ラストの周回でもこの区間が必ずポイントになると考えました。

というのも、この区間はタイヤの面圧が稼げるセンティング(低圧状態)が明らかに有利であることは、レース前から把握できていましたが、私はここのために低圧に落とすことはしませんでした。
ちなみに後から聞いた話ですが、門田選手のタイヤ空気圧は1.4bar、私は1.7bar。この0.3barの差が勝負の分かれ目になったのかもしれません。

この区間で門田選手に着いていければ、終盤の直線区間まで勝負を持ち込むことが出来ますが、逆にここで離れてしまったら、追いつける箇所がもう無いため、実質負けになると考えます。

そしていよいよ、Zキャンバーセクションへ。
バイクからスムーズに降り、Z後スムーズにバイクに飛び乗ることができ、あの斜め登りキャンバーへ。
門田選手は上のラインでクリア。私もそれを確認し上のラインでクリア… できませんでした。
コース脇の杭に接触し、一旦ストップ。
この時点で、  あ、負けたな。
と思いました。

差は5秒ほどでしたが追いつける脚も無く、それでも全力で追い続けましたが、届かず。

photo by. Ito 様
 

結局エリート初年度のレースは9位で終えました。

今回のレースは目標等は特に定めず、出来るだけ上の順位で展開しようというのが目標でしたが、フタを開けてみればいつもの順位あたりでしか走れず、積極さに欠けてしまってあまり満足のいくものとはなりませんでした。
しかし、完全なランデブ状態で競ったのは王滝でのトピーク 池田選手以来で、門田選手とのランデブは勉強になることがとても多く、とても良い経験をさせて頂きました。ありがとうございました。

振り返ってみると、C1で走り始めてから2シーズン目で色々なレースを走りましたが、上手くいったレースから全く走れなかったレースまで様々なレースを体験できました。
そのどちらのレースの局面において重視したことは、その状態で出来るベストを尽くす、これでした。
ベストとは、傍から見れば良いリザルト(結果)と捉えてしまいがちですが、悪いリザルトでもその時のベストを尽くせていれば、それは良いリザルト時と同等になると私は考えています。

総括として、自分の出来るパフォーマンスを限りなく100%に近づけた状態で走りレースをする、これが出来れば”真のベストな走り”になるのではないのかと私は考えています。


最後になりますが、チームの方を始め今回サポートして下さった方々、応援して下さった方々、本当にありがとうございました。

 今後も team PAXPROJECT をどうぞよろしくお願いします。

PAXPROJECT 宮津

phpto by .Sakai 様, Ito様,  ありがとうございます。

2016年12月6日火曜日

JCX#6 JCX#7 UCI-2 Rapha Super Cross Nobeyama

UCI-2 Rapha Super Cross Nobeyama

2016年11月26日(土), 11月27日(日)開催

出走カテゴリ:elite men(C1)

天候・コースコンディション:曇り/晴れ nor 雨 ・マッド

リザルト:Day1 14位/名出走(18名完走)/Day2 15位/名出走 (15名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT

bike1:PAXPROJECT CX-DISC Di2 (gearratio:40 × 11-28)
wheel / tire:PAXPROJECT AT24W-D / challenge LIMUS TEAM EDITION
Day1:F:1.7bar R:1.7bar
Day2:F:1.6bar R:1.6bar

bike2:PAXPROJECT ALCX-DISC Di2 (gearratio:42 × 11-28)
wheel / tire: F:PAXPROJECT AR30W-D / IRC tire SERAC CX 32c. R:PAXPROJECT AT24W-D / A.Dugast Typhoon 33c
Day1:F:1.8bar R:1.7bar
Day2:F:1.7bar R:1.6bar

(※GPS不作動だったため、走行データなし。ないしは公式HP参照。)


前週のUCIマキノに次ぎ、UCI野辺山にDay1、Day2と両日参戦してきました。

Day1は泥×残雪のタフなコース、Day2は泥×冷雨と二日共に私のクロス史上でも群を抜く過酷なコンディションでのレースとなりました。

Day1は10位前後を走行中の序盤で落車し、そこから後退。


20位前後まで落ちてしまいましたが、徐々に盛り返しなんとか14位の完走。




Day2も同じく序盤から10位前後で展開するものの、中盤以降集中力が徐々に低下し、寒さで握力が殆ど無くなり、更に終盤はハンガーノックに見舞われ、最後の最後に落車。


それでも15位でなんとか完走し野辺山2Daysを終えました。



前週のマキノが思い通りに走れていただけに思い通りにいかないもどかしさを感じました。
しかし、結果は結果であるのでしっかり受け止めて次回に繋げて行ければと考えています。

次戦は、バイクロア6を挟んで、いよいよ全日本シクロクロス選手権。
実力以上の走りはできませんが、今出来る最高のパフォーマンスを発揮出来ればと思います。

最後になりますが、今回もサポート・応援ありがとうございました。

PAXPROJECT 宮津

Thanks photo : FABtroni+camera 様, Okamoto 様