JCX #2 信州 白樺湖
2016年10月23日(日)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り/晴れ・ドライ
リザルト:2位/75名出走 (20名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 520
distance:24.8km time:1°02'28" ave speed:23.1km/h
ave heartrate:174bpm max heartrate:182bpm
JCX 2戦目シクロクロスミーティング 白樺湖ステージ に参戦してきました。
9月のCJ-1白馬から始まった7連戦も、このレースで一先ず終わりという事もあり、シーズン後半7連戦の締めくくりという意味も込め、しっかりまとまったレースをしようと考えて臨みました。
今回のレースのポイントは、会場が標高約1600mであるというところ。
空気中の酸素濃度(ここでは%で考えます)は約20%と言われていますが、これは海抜0mを基準とした話であり、それでは標高1600mではどうなるのかというと、海抜0mの82~83%の濃度となるそうです。
となると、標高1600mでの空気中の酸素濃度は16~17%ということが分かるかと思います。
要は、下界よりも3~4%空気中の酸素が少ない状態で、いかに高いパフォーマンスを発揮するのか、これが今回のレースのポイントとなりました。
また、体感気温も低かったこともあり、アップを長めに、スタート直前まで上着を羽織る等の、身体を温めた状態でレースを始めることを心掛けレースに備えました。
スタート位置は、2列目左寄り。
スタートは比較的成功。
第一コーナーは4番手で曲がり、1周目のオーバーペースに注意すべく、周りの流れを見ながら落ち着くことを意識しました。
2周目、3周目と周回を重ね、4位の2人パックで推移しますが、常にパックでは私が先を行く形をとらせて頂きました。
少し余談ですが、2人パックでの走行を、"ランデブ"、"ランデブ走行"ということが一般的かと思いますが、このランデブとは、
ランデブー(rendez-vous):誰かと誰かが出会う(主に男女の際に用いられる)
という言語が由来となって使われているようです。
そんなランデブですが、今回私がランデブにおいて先行させて頂いたことにはそれなりの理由がありました。
人の後ろに着いていく方が(単独の状態と比較して)速い、これはロードやオフロード関係無しに言える事かと思います。
しかし、後ろに着くという事は、前の選手のスピード・リズムに合わせなければならないという事も同時に意味することはお分かりかと思います。
今回のコースに限っては、機材の特徴(主にブレーキの制動力)や走り方の特徴が大きく表れたコースでは無いかと私は考えています。
その異なった特徴を、ランデブ時に相手方に合わせるということは、上手く良いけば後半に向けての温存、下手をすれば前半での過度な消耗に繋がると私は考えました。
また、オフロードの競技はコース幅が広そうに見えてもベストラインというものは大抵1~2本しか存在しないものです。
後ろから抜かしてスパートをかけるよりも、先行して引き離すスマートなスタイルの方がこのコースには適しているとも考えました。
上記のような理由もあり、私が先行でパックでの走行を進めていきました。
先頭パックも、徐々にばらけはじめ、後半に備えて一定ペースで走っていた私を含むパックが徐々に順位を上げていき、ラスト3周で2位の選手が視界に入ってくる位置まで上がっていきました。
そして、ラスト2周でついに2位へ浮上しますが、ここからはまた2人のパックとなります。
ここでも、私が先を行く形でレースを進めていき、ラスト1周のシケイン直後からリズムアップ。
その後は、大きなミスを起こさないようにかつ踏めるポイントは確実にパワーを掛けていく走りを意識しました。
最後は、少し気が抜けたものの、2位でのフィニッシュ。
JCXでは3位が過去最高順位であったため、素直に嬉しかったです。
今回のレースは、コースがMTBのコースに近いという点もあり、上位でのリザルトを狙っていただけに、2位という形で上手くまとめることができて比較的満足のいくものとなりましたが、1位ではない以上、まだ上に目指す目標がありますしこの経験を今後のJCXシリーズ戦に上手く活かせればと考えています。
今回もですが、応援・サポート本当にありがとうございました。
次戦はスターラート幕張、順位等はあまり気にせず楽しんで走りたいと考えています。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yanagisawa 様
(次はミリ4thで…)
2016年10月31日月曜日
2016年10月18日火曜日
Coupe du Japon CJ-1 富士見パノラマ 秋
Coupe du Japon 富士見パノラマ
2016年10月16日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(4.4km×6周回)
天候・コースコンディション:晴れ・ドライ
リザルト:5位/70名出走(完走19名)
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:25.8km time:1°27'23" ave speed:17.8km/h
ave heartrate:172bpm max heartrate:182bpm
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Fastbird F:1.7bar R:1.8bar
CJ-1 富士見パノラマ 秋大会に参戦してきました。
前週のCJ一里野、JCX茨城の疲労がそれなりに残ってはいるものの、JCX茨城から中5日の間で出来る限りの調整は行いました。
今回のコースコンディションは、泥の妙高、泥の一里野と続いて、やっとドライの路面。
しかし、泥の路面でレース慣れした身体は、ドライの路面に変わことにより、果たしてどのような影響を受けるのかもポイントとなりました。
また、前日試走においては、全日本選手権のコースと大きな変更点はそこまで無かった為、コースを攻略することよりも、現時点での身体の動きをそのポイントで見極めそれにあったレースでのラインや踏み方を確認する、という意識を持ち試走を行いました。
レース当日も前日からの快晴が続き、レース前の水分補給を多めに取ることを心掛けます。
さらに、アップも序盤の速い動きに対応できるよう、速めの動作を少し増やし、身体の反応を確かめました。
スタート時間は定刻通り、13時45分。
スタート位置は2列目、左寄り。
スタート直後は第一シングルで10位前後で入ることが出来るよう、過大なエネルギを消費しすぎないように展開しました。
ファーストラップは7位で終え、序盤の勢いを保つイメージで周回を重ねていきました。
3周目終了時は、4位。
しかし、4周回目の最上部A' 付近でチェーンを落としてしまい、30秒弱ストップを余儀なくされました。
その後は5位に後退。
4周目序盤まであった勢いが徐々に乱れ始め、5周目のラップタイムは前周回チェーントラブルでストップしてしまった部分を除けば25~30秒落ちてしまいます。
6周目ファイナルラップも、ペースアップを試みて前の選手を追走しますが、引き離されてしまう一方。
結局、順位の維持が精一杯で最終的に5位でのフィニッシュとなりました。
久々のドライコンディションでのレースとなりましたが、マッドコンディションとは路面が異なりスピードレンジが上がるため、下りでの大きなミスが命取りになると考え、返ってナーバスになってしまい、下りも思いきって走ることが出来ず。
また登りにおいても、序盤から脚の余力を逆算したセルフマネジメントを試みましたが、結局最終周回まで同じペースを維持することが出来ず、登りにおいても下りにおいても課題が残ってしまう結果となりました。
CJ-1は残り1戦山口でのレースが残っていますが、これからの秋冬シーズンは来シーズンに向けての乗りこみ、またクロスでのテクニカル&フィジカル面の向上を図っていきたいと思います。
次戦は、JCX#2 白樺です。
最後になりますが、今回もサポート・応援ありがとうございました。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo . Ito 様
2016年10月16日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(4.4km×6周回)
天候・コースコンディション:晴れ・ドライ
リザルト:5位/70名出走(完走19名)
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:25.8km time:1°27'23" ave speed:17.8km/h
ave heartrate:172bpm max heartrate:182bpm
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Fastbird F:1.7bar R:1.8bar
CJ-1 富士見パノラマ 秋大会に参戦してきました。
前週のCJ一里野、JCX茨城の疲労がそれなりに残ってはいるものの、JCX茨城から中5日の間で出来る限りの調整は行いました。
今回のコースコンディションは、泥の妙高、泥の一里野と続いて、やっとドライの路面。
しかし、泥の路面でレース慣れした身体は、ドライの路面に変わことにより、果たしてどのような影響を受けるのかもポイントとなりました。
また、前日試走においては、全日本選手権のコースと大きな変更点はそこまで無かった為、コースを攻略することよりも、現時点での身体の動きをそのポイントで見極めそれにあったレースでのラインや踏み方を確認する、という意識を持ち試走を行いました。
レース当日も前日からの快晴が続き、レース前の水分補給を多めに取ることを心掛けます。
さらに、アップも序盤の速い動きに対応できるよう、速めの動作を少し増やし、身体の反応を確かめました。
スタート時間は定刻通り、13時45分。
スタート位置は2列目、左寄り。
スタート直後は第一シングルで10位前後で入ることが出来るよう、過大なエネルギを消費しすぎないように展開しました。
ファーストラップは7位で終え、序盤の勢いを保つイメージで周回を重ねていきました。
3周目終了時は、4位。
しかし、4周回目の最上部A' 付近でチェーンを落としてしまい、30秒弱ストップを余儀なくされました。
その後は5位に後退。
4周目序盤まであった勢いが徐々に乱れ始め、5周目のラップタイムは前周回チェーントラブルでストップしてしまった部分を除けば25~30秒落ちてしまいます。
6周目ファイナルラップも、ペースアップを試みて前の選手を追走しますが、引き離されてしまう一方。
結局、順位の維持が精一杯で最終的に5位でのフィニッシュとなりました。
久々のドライコンディションでのレースとなりましたが、マッドコンディションとは路面が異なりスピードレンジが上がるため、下りでの大きなミスが命取りになると考え、返ってナーバスになってしまい、下りも思いきって走ることが出来ず。
また登りにおいても、序盤から脚の余力を逆算したセルフマネジメントを試みましたが、結局最終周回まで同じペースを維持することが出来ず、登りにおいても下りにおいても課題が残ってしまう結果となりました。
CJ-1は残り1戦山口でのレースが残っていますが、これからの秋冬シーズンは来シーズンに向けての乗りこみ、またクロスでのテクニカル&フィジカル面の向上を図っていきたいと思います。
次戦は、JCX#2 白樺です。
最後になりますが、今回もサポート・応援ありがとうございました。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo . Ito 様
2016年10月14日金曜日
JCX #1 取手 小貝川
JCX #1 取手 小貝川
2016年10月10日(月・祝)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り・ドライ/マッド
リザルト:13位/75名出走 (24名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 510
distance:24.8km time:1°06'41" ave speed:22.7km/h
CJ-1 一里野からの連戦であり、今シーズン最初のシクロクロスレースとなるJCX開幕戦の取手ステージに参加してきました。
前日のよい流れをそのままレースに繋げたいと考えつつ、前日までの身体疲労を考慮し、アップ等もそれなりに考えてスタートに備えます。
今回ポイントとして考えていた事は、前日の疲労がどのタイミングで一気に出るか。
疲労がスタート早々出てしまえば、イーブンペースを保たざるを得ませんし、逆に殆ど疲労が出なければある程度速い動きに出も対応することも考えていました。
スタートは最前列左寄り。
昨シーズンで獲得したUCIポイントも考慮され、ゼッケン番号は 4番。
シーズン初レースのワクワクな感覚と、前日の疲労具合に対する不安を抱えながら、定刻通り 13時05分スタート。
スタートで左クリートがはまらず、ペダルに弾かれ若干遅れてしまうものの、10番手前後で落ち着いて周囲の流れに乗ります。
しかし、早速トラブルが。
2周目シケイン通過後、チェーン落ちのトラブル。
ここで10人程にパスされてしまい、20~25位ほどに一気に脱落。
それでも前を追う気持ちは、あり3周ほどで元に居た集団が前に見える範囲まで追い上げました。
しかし、またまたチェーン落ちトラブル。
今度はUターンコーナーの振動が原因。
それに加え、先ほどより手際よくチェーンがはめられず、今度は25番手前後まで後退。
流石にこれには心が折れ掛かりました。
それでも、毎周回大きな声援を頂き、徐々に精神も回復します。
順位などどうでもよくなり、どうにか完走だけはしたい、少しでも速く走りたい、というポジティブな精神でその後は走りました。
そして、なんとか完走が出来るラスト1周に突入。
ホッとしたのか、脚の力が徐々に抜け、次第に脚の余力が無くなり最後は惰性でのゴール。
JCXの初戦は13位で終えました。
今回の敗因は、シクロクロスに対する考えの甘さ以外の何物でもありません。
まともにクロスに跨ったのは、この日が今シーズン初。
機材も、作ジーズンからのままであまり調整もせず、なんとかなるだろう、という甘い油断がレースでのトラブルを生む結果となってしましました。
しかし、昨シーズンよりも自脚が付き、後半のタレもあまり無くなり、少し自信にもなる箇所もありましたので、全てが悪いという訳ではありません。
CJ一里野 JCX小貝川
この2戦を通じてレースの展開が、上手くいく時、上手くいかない時、言わば光と影 そのどちらも体験しました。
ですが、どちらにも共通して大切なことは、与えられたその状態においていかに最善を尽くせるか、これかと私は考えています。
その時に自分にできる事を少しずつクリアしていく、その努力がやがて大きな結果へと繋がるのではないかと私は考えています。
次戦はCJ-1富士見。
シーズンも終盤に差し掛かってきて、いよいよクロスシーズンに本格的に突入します。
今回も沢山の応援を頂きました。本当にありがとうございました。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yamashita 様
2016年10月10日(月・祝)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り・ドライ/マッド
リザルト:13位/75名出走 (24名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 510
distance:24.8km time:1°06'41" ave speed:22.7km/h
CJ-1 一里野からの連戦であり、今シーズン最初のシクロクロスレースとなるJCX開幕戦の取手ステージに参加してきました。
前日のよい流れをそのままレースに繋げたいと考えつつ、前日までの身体疲労を考慮し、アップ等もそれなりに考えてスタートに備えます。
今回ポイントとして考えていた事は、前日の疲労がどのタイミングで一気に出るか。
疲労がスタート早々出てしまえば、イーブンペースを保たざるを得ませんし、逆に殆ど疲労が出なければある程度速い動きに出も対応することも考えていました。
スタートは最前列左寄り。
昨シーズンで獲得したUCIポイントも考慮され、ゼッケン番号は 4番。
シーズン初レースのワクワクな感覚と、前日の疲労具合に対する不安を抱えながら、定刻通り 13時05分スタート。
スタートで左クリートがはまらず、ペダルに弾かれ若干遅れてしまうものの、10番手前後で落ち着いて周囲の流れに乗ります。
しかし、早速トラブルが。
2周目シケイン通過後、チェーン落ちのトラブル。
ここで10人程にパスされてしまい、20~25位ほどに一気に脱落。
それでも前を追う気持ちは、あり3周ほどで元に居た集団が前に見える範囲まで追い上げました。
今度はUターンコーナーの振動が原因。
それに加え、先ほどより手際よくチェーンがはめられず、今度は25番手前後まで後退。
流石にこれには心が折れ掛かりました。
それでも、毎周回大きな声援を頂き、徐々に精神も回復します。
順位などどうでもよくなり、どうにか完走だけはしたい、少しでも速く走りたい、というポジティブな精神でその後は走りました。
そして、なんとか完走が出来るラスト1周に突入。
ホッとしたのか、脚の力が徐々に抜け、次第に脚の余力が無くなり最後は惰性でのゴール。
JCXの初戦は13位で終えました。
今回の敗因は、シクロクロスに対する考えの甘さ以外の何物でもありません。
まともにクロスに跨ったのは、この日が今シーズン初。
機材も、作ジーズンからのままであまり調整もせず、なんとかなるだろう、という甘い油断がレースでのトラブルを生む結果となってしましました。
しかし、昨シーズンよりも自脚が付き、後半のタレもあまり無くなり、少し自信にもなる箇所もありましたので、全てが悪いという訳ではありません。
CJ一里野 JCX小貝川
この2戦を通じてレースの展開が、上手くいく時、上手くいかない時、言わば光と影 そのどちらも体験しました。
ですが、どちらにも共通して大切なことは、与えられたその状態においていかに最善を尽くせるか、これかと私は考えています。
その時に自分にできる事を少しずつクリアしていく、その努力がやがて大きな結果へと繋がるのではないかと私は考えています。
次戦はCJ-1富士見。
シーズンも終盤に差し掛かってきて、いよいよクロスシーズンに本格的に突入します。
今回も沢山の応援を頂きました。本当にありがとうございました。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yamashita 様
2016年10月13日木曜日
Coupe du Japon CJ-1 白山 一里野
Coupe de Japon 一里野
2016年10月9日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(start loop + 4.15km×6周回)
天候・コースコンディション:曇り/雨・マッド
リザルト:3位/51名出走
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:22.9km time:1°31'16" ave speed:15.4km/h
ave heartrate:170bpm max heartrate:181bpm
normalized power:322w training stress score:134.5 work:1,367kJ
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Rhino XL 47c F:1.6bar R:1.6bar
CJ白馬 からの5連戦目、CJ-1一里野に参戦してきました。
連戦の疲労もそれなりに出てきており、体調としては万全な状態で臨めなかったものの、調整の段階で毎週通っている峠での自己ベスト更新など、比較的脚の方は良い状態で臨むことができました。
また翌日にJCXの開幕戦の茨城クロスを控えていたため、どういったレースを展開するのかが一つのポイントとなりました。
前日からの雨の影響で、コースは妙高に続いでまたまたマッド。
しかし、妙高よりもコースとしての難易度は下がっており、また斜度もきつい箇所と緩やかな箇所との区別がしっかりしており、斜度に対しての登り方を上手く使い分ける必要があることも試走の段階でしっかり把握することができました。
スタートは13時40分から。
スタート位置は2列目右寄り。
スタート直後の直登は、大半の選手がランニングになることが想定されましたが、スタートループ時のみはその後もゲレンデ登りが続くため、スタート直後の直登はゆっくりでも構わないので乗車し、その後の登りで自分の定位置まで上がるという戦法を取りました。
その戦法通り、直登で多くの選手に抜かされたものの、その後は10位前後まで順位を上げることができました。
レース序盤の登りは周りの選手に合わせながら、また下りは大きなミスの無いように丁寧に下ることを意識しながらレースを進めていきます。
レース中盤に差し掛かっても、呼吸も一定で脚の余力もまだあり、6位、5位、4位と次第に順位を上げていき、5周目でついに3位にまで浮上。
そしてラスト1周回に突入。
翌日に向けて疲労を考えながら守る走りをするか、それとも登りで出し切り翌日のことを考えず攻める走りをするのか、私は迷わず後者を選択しました。
とにかく登りで出し切ろうと、できる箇所ではダンシングを入れ登りの関してはアグレッシブに、下りに関しては大きなミスだけは出さないように、それでいて一番速いと考えたライン取りで攻めます。
2位浮上も狙いましたが、結果は変わらずの3位でフィニッシュ。
リザルトから見れば納得のいくものとなりました。
PAXPROJECTチームではCJ-1での入賞が今までに無く、それを達成すとことができた事は素直に嬉しいと思います。
しかし、レースの内容としては後半から追い上げる後半型のいつも通りの流れとなり、前半もう少し前の方で展開できていれば、という心残りもありますが、現状でできることはしっかり出せたのではと考えています。
パワーデータに関しての考察です。
今回から、クランク型のパワーメータ Quarkを使わせて頂けることになりまして、チューブラー・チューブレス問わずパワーデータをとることが可能になりました。
最近私が着目している点は、ダンシングパワーの効率についてです。
XCO(クロスカントリーオリンピック)の競技の特性上、登りの時間が数十秒~数分であることから、シッティングではなくダンシングで全ての登りをクリアする方が速そうに見えることはなんとなくお分かり頂けるかと思います。
ダンシングのほうがシッティングよりも速く登ることが出来る理由。
それはダンシングの方が、ぺダルの踏み込み時(入力時)に自体重分の出力を入力できる、という点が理由になると考えます。
しかし、身体を上下左右に揺らすため、余計なエネルギを消費してしまい、更に心拍数も急激に上がってしまうという考えから、極力ダンシングを入れずシッティングで回すというスタイルを以前は取ってきました。
この考えが変わった大きな転機は、今年のシーズン後半に入ったCJ-1白馬から。
スタート直後の太鼓橋の斜度を速く登るためには、シッティングではなくダンシングを使い、回すより踏み込むペダリングが出来ないと、ある程度の速度が出せないことが実戦で分かりました。
今回のレースでは、路面がマッドであったためそこまで多くダンシングは多用できませんでしたが、周回によって微妙にシッティングとダンシングを入り混ぜることも意識しつつレースを展開しました。
上段の縦軸が出力、下段の縦軸がW'bal。また横軸は時間分布です。
2周目と6周目を選んだ理由は比較的ラップタイムが近かった為です。
W'bal のエネルギ消費量は、コースが同じであるため波の起伏にそこまで差がありませんが、6周回目の方が全体としてのエネルギの消費具合は、若干多いことが分かります。
今回着目したいのは、前半の出力。登りパートの部分です。
その部分でも差があったのは、真ん中より左寄りの波形。
グラフの波が立っていない2周目に比べ、6周目は一か所波が立っている部分があります。
実は2周目はこの区間はシッティングでしたが、6周目はダンシングでクリアしました。
やはりグラフデータからもシッティングより、ダンシングの方が出力が出せる、ということは分かりました。
しかし、その分のエネルギ消費が増加していることも下のW'bal から読み取れるかと思います。
この結果からも、ダンシングはやはり使った方が登りにおいては出力を出せることが分かりましたが、それに伴うリスク (ここで言う、ダンシング直後のエネルギ消費の増加・その後のパフォーマンスの減少) はどうしても増えてしまいます。
問題は、ダンシングを多用した後に身体の疲れをいかに早く取り除くかと言う、リカバリ能力であり、この能力が出力を出すのと同じぐらい重要になるとも考えています。
出力を出すためにエネルギを犠牲にする、こう考えて頂けたのではないでしょうか。
このリカバリという点も含めた上で、その時点でダンシングを加えると、その後どのような影響が身体に加わるのか、この項目に関して今後しばらく考えてみたいと思います。
最後になりますが、今回も応援・サポート、ありがとうございました。
翌日のJCX開幕戦 茨城クロスの記事は別途で上げます。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo. Ito 様
Thanks for mechanical . Dirtfreak 様 , PAXCYCLE 様
2016年10月9日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(start loop + 4.15km×6周回)
天候・コースコンディション:曇り/雨・マッド
リザルト:3位/51名出走
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:22.9km time:1°31'16" ave speed:15.4km/h
ave heartrate:170bpm max heartrate:181bpm
normalized power:322w training stress score:134.5 work:1,367kJ
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Rhino XL 47c F:1.6bar R:1.6bar
CJ白馬 からの5連戦目、CJ-1一里野に参戦してきました。
連戦の疲労もそれなりに出てきており、体調としては万全な状態で臨めなかったものの、調整の段階で毎週通っている峠での自己ベスト更新など、比較的脚の方は良い状態で臨むことができました。
また翌日にJCXの開幕戦の茨城クロスを控えていたため、どういったレースを展開するのかが一つのポイントとなりました。
前日からの雨の影響で、コースは妙高に続いでまたまたマッド。
しかし、妙高よりもコースとしての難易度は下がっており、また斜度もきつい箇所と緩やかな箇所との区別がしっかりしており、斜度に対しての登り方を上手く使い分ける必要があることも試走の段階でしっかり把握することができました。
スタートは13時40分から。
スタート位置は2列目右寄り。
スタート直後の直登は、大半の選手がランニングになることが想定されましたが、スタートループ時のみはその後もゲレンデ登りが続くため、スタート直後の直登はゆっくりでも構わないので乗車し、その後の登りで自分の定位置まで上がるという戦法を取りました。
その戦法通り、直登で多くの選手に抜かされたものの、その後は10位前後まで順位を上げることができました。
レース序盤の登りは周りの選手に合わせながら、また下りは大きなミスの無いように丁寧に下ることを意識しながらレースを進めていきます。
レース中盤に差し掛かっても、呼吸も一定で脚の余力もまだあり、6位、5位、4位と次第に順位を上げていき、5周目でついに3位にまで浮上。
そしてラスト1周回に突入。
翌日に向けて疲労を考えながら守る走りをするか、それとも登りで出し切り翌日のことを考えず攻める走りをするのか、私は迷わず後者を選択しました。
とにかく登りで出し切ろうと、できる箇所ではダンシングを入れ登りの関してはアグレッシブに、下りに関しては大きなミスだけは出さないように、それでいて一番速いと考えたライン取りで攻めます。
2位浮上も狙いましたが、結果は変わらずの3位でフィニッシュ。
リザルトから見れば納得のいくものとなりました。
PAXPROJECTチームではCJ-1での入賞が今までに無く、それを達成すとことができた事は素直に嬉しいと思います。
しかし、レースの内容としては後半から追い上げる後半型のいつも通りの流れとなり、前半もう少し前の方で展開できていれば、という心残りもありますが、現状でできることはしっかり出せたのではと考えています。
パワーデータに関しての考察です。
今回から、クランク型のパワーメータ Quarkを使わせて頂けることになりまして、チューブラー・チューブレス問わずパワーデータをとることが可能になりました。
最近私が着目している点は、ダンシングパワーの効率についてです。
XCO(クロスカントリーオリンピック)の競技の特性上、登りの時間が数十秒~数分であることから、シッティングではなくダンシングで全ての登りをクリアする方が速そうに見えることはなんとなくお分かり頂けるかと思います。
ダンシングのほうがシッティングよりも速く登ることが出来る理由。
それはダンシングの方が、ぺダルの踏み込み時(入力時)に自体重分の出力を入力できる、という点が理由になると考えます。
しかし、身体を上下左右に揺らすため、余計なエネルギを消費してしまい、更に心拍数も急激に上がってしまうという考えから、極力ダンシングを入れずシッティングで回すというスタイルを以前は取ってきました。
この考えが変わった大きな転機は、今年のシーズン後半に入ったCJ-1白馬から。
スタート直後の太鼓橋の斜度を速く登るためには、シッティングではなくダンシングを使い、回すより踏み込むペダリングが出来ないと、ある程度の速度が出せないことが実戦で分かりました。
今回のレースでは、路面がマッドであったためそこまで多くダンシングは多用できませんでしたが、周回によって微妙にシッティングとダンシングを入り混ぜることも意識しつつレースを展開しました。
※2 rap data
※6 rap (final) data
2つのグラフは今回のレースにおいてのグラフで、上が2周回目、下が6周回目のグラフになります。上段の縦軸が出力、下段の縦軸がW'bal。また横軸は時間分布です。
2周目と6周目を選んだ理由は比較的ラップタイムが近かった為です。
W'bal のエネルギ消費量は、コースが同じであるため波の起伏にそこまで差がありませんが、6周回目の方が全体としてのエネルギの消費具合は、若干多いことが分かります。
今回着目したいのは、前半の出力。登りパートの部分です。
その部分でも差があったのは、真ん中より左寄りの波形。
グラフの波が立っていない2周目に比べ、6周目は一か所波が立っている部分があります。
実は2周目はこの区間はシッティングでしたが、6周目はダンシングでクリアしました。
やはりグラフデータからもシッティングより、ダンシングの方が出力が出せる、ということは分かりました。
しかし、その分のエネルギ消費が増加していることも下のW'bal から読み取れるかと思います。
この結果からも、ダンシングはやはり使った方が登りにおいては出力を出せることが分かりましたが、それに伴うリスク (ここで言う、ダンシング直後のエネルギ消費の増加・その後のパフォーマンスの減少) はどうしても増えてしまいます。
問題は、ダンシングを多用した後に身体の疲れをいかに早く取り除くかと言う、リカバリ能力であり、この能力が出力を出すのと同じぐらい重要になるとも考えています。
出力を出すためにエネルギを犠牲にする、こう考えて頂けたのではないでしょうか。
このリカバリという点も含めた上で、その時点でダンシングを加えると、その後どのような影響が身体に加わるのか、この項目に関して今後しばらく考えてみたいと思います。
最後になりますが、今回も応援・サポート、ありがとうございました。
翌日のJCX開幕戦 茨城クロスの記事は別途で上げます。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo. Ito 様
Thanks for mechanical . Dirtfreak 様 , PAXCYCLE 様
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